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「1日30分を続けなさい」

世間で話題になっているということで先輩が買ってきたのを貸してもらいました。 途中から英語の話ばっかりになって、一日2時間やらないと駄目だよという話の流れになっている(´・ω・`) でもまあ言っている事はもっとも。 「5年後10年後を見据えたら、今あなた…

ねじまき鳥クロニクル

私が求めているのは、私の失われた人生の意味のようなものです。 「どうしてクレタ島に行かなかったの?どうしてここから逃げ出さなかったの?」 「僕には賭ける側を選べないからだよ」 とか色々有りましたが結局最後はどうでもいいじゃないかという話でした。…

観察と描写の達人

私の敬愛する井上靖の展示会が神奈川近代文学館で開いているとのことで行って来ました。 http://www.kanabun.or.jp/te0513.html とても暑い日で、歩いているだけで大量に汗をかきました。 港の見える丘公園はとても見晴らしの良いところなのですが、さすがに…

俺が黒字にしてみせる

しなの鉄道社長に就任して3ヶ月で黒字にまで持ち込んだ杉野正という方の著作です。 「何事においても必ず手本がある」 ということだ。多くの経営者が 「自分の経営する企業は独自なんだ」 と主張してもほとんど変わらない。例となる企業は必ずある。そして…

素直さが眩しい「海の物語」

海の物語 (角川文庫)作者: 灰谷健次郎出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1999/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る密輸ゲームはいったいどうなってしまうのかとか、菅野美穂のメガネはいいなあ、とか色々燃え上がる昨今ですが、今日は素朴な…

タバコを止められないのは意思が弱いからですか?

行動分析学入門 ―ヒトの行動の思いがけない理由 (集英社新書)作者: 杉山尚子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/09/16メディア: 新書購入: 22人 クリック: 193回この商品を含むブログ (77件) を見る (「タバコを止められないのは意思が弱いからだ」という…

主人公と共に成長する読者(麦ふみクーツェ)

いしいしんじ著「麦ふみクーツェ」読了しました。 あらすじだけを話すことはできるけれど、それでは何も伝えたことにならない、そんな物語です。とはいいつつ、まずはあらすじを。 主人公は「ねこ」という少年。子供のころから人並みはずれて背が高く、ちょ…

ゆとりの法則(まとめ)

まあ読み終わったわけで、いまは「ライト、ついてますか」に取り掛かっているわけで、さらには「ライト」も半分近く読んでしまっているわけですが、がんがん読み進める前に立ち止まって自分の考えをまとめるという手続きは、物事の理解にきっと役立つ、と信…

ゆとりの法則(その4)

溜まった疲れが変に出て、今日もほとんどだらけてすごしてました。燃え尽き状態!? 「ゆとりの法則」もうちょっとで読了です。 上司の期待に応えない勇気 リスク管理という項目からの引用(&要約)です。 プロジェクトの期間を横軸に、その期間までに終了する…

ゆとりの法則(その3)

疲れが溜まって、今日は全然仕事になりませんでした。自分マネジメントに失敗です。 「上司に聞かせたかった」の法則 きびしい変革を断行する必要があることをうまく説明できたときほど、あとで聴衆がやってきて「今日の話を上司に聞かせたかったと言う事が…

ゆとりの法則 (その2)

3分の2くらい読み進みました。今日もメモ、です。相変わらず思考経路が飛んでいたり詰めの甘いまま書き散らかしている部分があったりしますがご愛嬌。 時間の浪費について 残業が当たり前となると、「通常」の勤務時間に平気で仕事の邪魔をする。その結果…

ゆとりの法則

必要なゆとりが足りないと、組織は狂乱状態になり、恐怖感に支配され、リスクを避けようとし、大切な従業員はもっと働くのに適した場所を求めて去っていく。 トム・デマルコ著の「ゆとりの法則」からの一文ですが、どきっとした方もいるのではないでしょうか…

彼女が死んだ夜

彼女が死んだ夜 (角川文庫)作者: 西澤保彦出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2000/05メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 9回この商品を含むブログ (32件) を見るお風呂で結末が気になって、気がつけば1時間近く入っていたんじゃないでしょーか。かなりいい…

犬は勘定に入れません

犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎作者: コニー・ウィリス,大森望出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/04/17メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 46回この商品を含むブログ (145件) を見るタイムトラベルをトピックにしたド…

ディアスポラ読了

数学的概念を把握する唯一の手段は、それをいくつもの異なるコンテクストの中で見、何ダースもの具体例について考え抜き、直観的な結論を強化するメタファーを最低ふたつか三つ見つけることだ。 「おれは生まれる場所をまちがえたんだ。ここが、おれの居場所…

でぃあすぽら

ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)作者: グレッグ・イーガン,山岸真出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/09/22メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 360回この商品を含むブログ (327件) を見る …精神種子は十億のフィールドに分割されている。フィールドとは…

読んだという記録をつけたいだけなのかなあ

多読と精読という言葉があります。 前者は文字通り沢山の本を読むこと、後者は一冊の本を隅々まで読み込むことです。 私の本の読み方はかなり前者で、物語の流れは覚えているのですが、細かいところをほとんど思い出せなかったりする事が多いです。脇役どこ…

「ビルマの竪琴」読了

しかし、われわれも気力はありながら、もっと欲がすくなくなるようにつとめなくてはならないのではないでしょうか。 SFの次は純文学です。実は童話として書かれたというのを後書きで知ってびっくりです。 平易な文章で美しい風景を描写 どこまでもおだやかな…

「太陽の王と月の妖獣」読了

「ぼくは彼を助けてやれたはずなのに」 「おまえの嘆願は考えておこう…おまえの宗教の過ちが是正されたあとでな」 「彼女は命乞いをしているんです。王のご命令があれば目覚めます」 「問題は陛下が何を信じるかということなんだ」 「陛下は不死になると信じ…

インドラの網

インドラの網 (角川文庫)作者: 宮沢賢治出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1996/04メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る 椰子の樹の葉にもさわらず魚の夢もさまさないようにまるでまるでそおっとのぼって行くんだ。(風の又三郎よ…

国境の南、太陽の西

国境の南、太陽の西 (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 1995/10/04メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 230回この商品を含むブログ (285件) を見る でもいずれにせよ、僕は違う自分になることによって、それまでの自分が抱えていた…

魔性の子

魔性の子 (新潮文庫)作者: 小野不由美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1991/09/30メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 42回この商品を含むブログ (130件) を見る おれは戻れない!なのにおれを置いて、お前だけが帰るのか!? 人の心を取り戻すぞ運動推進中につ…

警告レベル4&警告をエラーとみなす

「.NET&Windowsプログラマのためのデバッグテクニック徹底解説」買いました。 お値段が結構するのでかなり逡巡した結果の購入です。でももし、これを読むことで将来何十時間、何百時間もの得になるのならば、それだけで本代の元は取れたと考えられますよね。…

.NETテクノロジガイド 読了

同じくお風呂でざっと読み終わりました「.NETテクノロジガイド」 ガイドの名がしめすように概要で、そこまで技術的に立ち入った話は書かれていません。ただ、 C#とか.NET Frameworkって何? という漠然とした質問に対する素晴らしく分かりやすい解答が浅く広…

C++ Coding Standards 読了

近頃の贅沢といえば、お風呂に入ってプログラム関連の本を読んでまったりすることです。風呂にゆっくり入りたい、でも時間がもったいない、ならばなにか生産的なことをしているような気になっていればいいのではないか、とまあ、そんな感じで風呂で本を読む…

食指ぐんぐん

ツールをMFCだけで作ることと、それ以外の世界の可能性の差を肌で感じたくなってきたので、遅まきながら.Net Frameworkへの興味が沸いてきています。 時間の空いている時にでも勉強したいなと思い、偉い人(id:NyaRuRu)にお勧めの本を聞いてみたところ、下の…

「ハッカーと画家」読了!

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち作者: ポールグレアム,Paul Graham,川合史朗出版社/メーカー: オーム社発売日: 2005/01/01メディア: 単行本購入: 109人 クリック: 4,884回この商品を含むブログ (582件) を見るかなり前に読んでいたのですが、こ…

めちゃくちゃおもしろい本

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち作者: ポールグレアム,Paul Graham,川合史朗出版社/メーカー: オーム社発売日: 2005/01/01メディア: 単行本購入: 109人 クリック: 4,884回この商品を含むブログ (582件) を見る先輩から「ハッカーと画家」という…

蝿の王

機内でぐっすり眠れるように昨晩は意識的に夜更かしをしようと、行きに空港で買った「蝿の王」を読みました。最初は状況が分かりづらかったのですが(まあ小説というのはそういうもんかもしれませんけれど)、1/3程読み進める頃にはすっかり作品世界にはまって…

明日はヒノキの木になろう

「僕だけかな」 「何が?」 「翌檜なのは!」 「だって、貴方は翌檜でさえも無いじゃあありませんか。翌檜は、一生懸命に檜になろうと思っているでしょう。貴方はなんになろうとも思っていらっしゃらない」 いやあ、ものすごく久しぶりに井上靖の「あすなろ…