ゆとりの法則(その4)

ゆとりの法則 ? 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解
溜まった疲れが変に出て、今日もほとんどだらけてすごしてました。燃え尽き状態!?
「ゆとりの法則」もうちょっとで読了です。

上司の期待に応えない勇気

リスク管理という項目からの引用(&要約)です。

プロジェクトの期間を横軸に、その期間までに終了する確率を縦軸にとると、グラフは山形になる。
一番左が「何もかもが上手くいった状態における期日」で、山のてっぺんがおそらく終了する可能性がもっとも高い時期で、右端が、トラブルが重なって大幅に遅れた状態である。プロジェクトは一般的に遅延に関わるリスクを多数抱えており、何らかのリスクが発生することによって期間は徐々に右にずれていく。
そして一般に管理者は、グラフの左端しか見ない。

私の解釈を入れると、上司の言う「いつまでにできる?」は、部下にこの左側の期日を答えることを強く希望しているのではないか、だからこそ約束した期日につねにかつかつのスケジュールで仕事が終わる、もしくは伸びてしまう、のではないか、ということです。
また、遅延要素(リスク)が事前に分かっている場合、リスクの予防策をとる事による期日予想グラフの山型の変化についての説明は非常に納得のいくものでした。予防に使う時間と、それでもリスクが発生した時の遅延を含めた時間、それが「ゆとり」というものの正体だったのですね。リスク予防の重要さは、自分の仕事の進め方にも応用が利きそうなので、ちょっと色々考えてみるとします。