「ビルマの竪琴」読了

ビルマの竪琴 (偕成社文庫)

しかし、われわれも気力はありながら、もっと欲がすくなくなるようにつとめなくてはならないのではないでしょうか。

SFの次は純文学です。実は童話として書かれたというのを後書きで知ってびっくりです。
平易な文章で美しい風景を描写
どこまでもおだやかなビルマ人たち
我を通すのか我を溶け込ませるのか
浮世との関わりと心の平穏とのバランス
実は謎解き風味もあり(最後の手紙がそんな感じ)
日本軍説得のシーンは緊張感溢れる
そんな感じの小説でした。心洗われます。
素敵な時間をごちそうさまでした。