俺が黒字にしてみせる

俺が黒字にしてみせる!
しなの鉄道社長に就任して3ヶ月で黒字にまで持ち込んだ杉野正という方の著作です。

「何事においても必ず手本がある」
ということだ。多くの経営者が
「自分の経営する企業は独自なんだ」
と主張してもほとんど変わらない。例となる企業は必ずある。そして、その企業とどこが違うのかを見ればいいわけだ

会社を一艘の船だと仮定して、その船しかないという社員と、新しい船に乗り換えるから適当でいいだろうと考えている社員とでは、明らかにモチベーションに変化が生まれる

「前向きな失敗はどんどんやっていい」
と社員に公言しているのにそこで怒ってしまったら、俺はただの嘘つきになってしまう。

サラリーマンにとって一番辛いのは残業か。
答えは「ノー」。早起きに決まっているだろう。残業するなんて、たいしたことない。

経営者は、自分が今何をやっているのかを部下に伝える必要があるんだ。
そのために俺は、いつも社員と同じフロアで、大きな声で仕事の話をするようにしている。

経営者に限らず、これは納得の行く話。他の人のやっていることを知らないまま業務を進めることはかなりの危険を抱えます。

会議が終わったとき
「本当はこんなやり方では失敗するよね」
と、平気で話しているなんて、サラリーマン経験も無く社員と会議中しか関わらない社長には分からない事実だろう。

杉野さん、とても熱い人でした。