ゆとりの法則 (その2)

ゆとりの法則 ? 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解
3分の2くらい読み進みました。今日もメモ、です。相変わらず思考経路が飛んでいたり詰めの甘いまま書き散らかしている部分があったりしますがご愛嬌。

時間の浪費について

残業が当たり前となると、「通常」の勤務時間に平気で仕事の邪魔をする。その結果、だれも9時から5時の間には仕事が終わらず、時間外労働が増える傾向にある。

ぎく。

品質の定義について

本当の品質を決めるには、欠陥がまったくないかどうかより、ユーザのために何をするか、ユーザをどのように変えるかという問題のほうがはるかに重要である。

ゲームに当てはめて考えると、欠点をつぶすことに気が取られて、ゲームの個性が消えてしまうことの危険性を示唆しているように感じられます。印象に残る作品であること、これが大事なのではないでしょうか?印象に残って初めてファンが付きますよね。顔アニメーションしないからどうだっていうんだー*1!!

目標管理について

目標管理は「すべて去年と同じことをやるべし。ただし、今年はXをもっと増やせ」というメッセージを送るものである。経営陣は、ほかの条件はなにも変わらないとして、Xが増えた分だけ利益が増えると判断しているのだ。

目標管理の粒度を荒くして、経営のレベルまで持っていくと、「去年はHogeHoge(N)を作ったので今年はHogeHoge(N+1)を作れ、そして売り上げを上げろ」というお達しは良く出てきますよね。粒度を下げて、開発現場の視点で物事を見たときにはどうでしょうか?単なるHogeHoge(N)≒HogeHoge(N+1)なHogeHoge(N+1)を作っている職場というのはそうそう無い、と言いたいところですが、どうでしょうね。問題は経営だけにあるのか、という話?戦略の失敗は戦術ではカバーできない、という話?

リーダーシップについて

1989年9月、ブッシュ大統領は次のように演説した。
「2000年までに理科と数学でトップになる」と。
1990年1月にも同じ演説をした。
そして…なにも起きなかった。

これが誤った「リーダーシップ」というものだそうです。「仕事のスピードを上げましょう」とか、「残業はなくしましょう」とか、ね。
本当のリーダーシップとは。それに必要な要素とは。