C++ Coding Standards 読了

近頃の贅沢といえば、お風呂に入ってプログラム関連の本を読んでまったりすることです。風呂にゆっくり入りたい、でも時間がもったいない、ならばなにか生産的なことをしているような気になっていればいいのではないか、とまあ、そんな感じで風呂で本を読むようになったわけです。
まあそんな話はおいといて、正月にそんな感じで読み終わりました、「C++ Coding Standards」。

C++ Coding Standards―101のルール、ガイドライン、ベストプラクティス (C++ in‐depth series)

C++ Coding Standards―101のルール、ガイドライン、ベストプラクティス (C++ in‐depth series)

  • 作者: ハーブサッター,アンドレイアレキサンドレスク,浜田光之,Herb Sutter,Andrei Alexandrescu,浜田真理
  • 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本
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多少の労力は払っても安全性の高いコードを書く事に全精力を費やしなさいというスタンスが見え隠れする本でした。プログラマが「気をつけて」対処するようなプログラムの書き方は結果的に不幸を呼びますよ、と。継承の乱用に対してかなり懐疑的なのも特徴的かも知れません(Non Virtual Interface 関連の議論)。
このあたりの話は理解した上で個人の判断に任せる部分なので、各々が読んだ上で自分はどうしたいかを考えるいい機会になると思います。私はNVI関連の議論を元に自分のコードを見直した結果、コードのコピペが減り、柔軟性が格段に高まりました。
まあそんな哲学だけでなく、実用的なTipsもそれなりに載ってますので結構お勧めの本かなと。