SIGGRAPH 2007 その4 exhibition&E-tech

O原君とK田先生に会う

アートギャラリーのブースでO原君が展示作業をしているのに遭遇。なかなか面白げな展示でしたが、もうちょっと国際化対応しないと分かってもらえないかもよ?あ、でもあの日本語が逆に海外の人には受けるのかもなあ。
O原君と色々話しているとK田先生にも遭遇、3人で少し懐かしくお話をしました。
Exhibitionでマルチプロセッサ向けのライブラリに関するトークがあると聞いたので参加しました。基本的に数値計算を主眼とした非常に粒度の小さなライブラリで、求めていた話とはちょっと違うかな…。書いたプログラムがマルチコアCPUでもCELLでもGPUでも動く、という話だったので、大量の数値計算GPUにやらせたい時なんかは使えるライブラリかもなあとは思いました。どちらかというとGPGPUなライブラリに近いかも。

講座等

パーティクルサイズを状況に応じて適応的に変化させる流体処理についての話。水面に近いところは細かいパーティクルで精度を上げて、深いところは大きいパーティクルでパーティクルの数を減らして計算量を減らす、ということ。パーティクルが大きくなったり小さくなったりすると水面の境界が不連続に動くのでそれをいかに解決するか、ということがポイント。でもそもそも私はナビエストークスは分からないのであった…。
伸びない布の話。布は格子状のバネで実装するが、バネだけに少し伸びてしまう。関節が曲がった時などに出来るシワをリアルに作りたい時などは伸びない布が適している。伸びない布を表現したいときにはバネを硬くするというのが分かりやすい対処方法だけれど計算時間が大量にかかってしまう。今のところある程度速度が稼げる方法としてConstrained Dynamicsという手法があるが、本研究はその既存手法では対処できなかったところを対処する、という研究。普通に対応能力を上げると計算時間が増えてしまうので、そこを上手く適当な手法で高速性と正確性をある程度両立させましょう、というのもポイント。こういうなんか適当な方法で良い感じに使える状況に持って行きましょうという研究は泥臭くて好き。

大音量で警報が

いきなり鳴り出しまして、みんな発表どころではなくなりました。実は何かのミスで、しばらくすると警報はやんだのですが、その間は発表が中断されました。ちなみに私が流体の話を聞いていたタイミングだったので、発表が再開した時に司会の方が「火災警報器に邪魔をされましたが、今は流体の話です」という風なジョークを言っててみんな笑ってました。

シドミードを見る

ターンエーブレードランナーでおなじみのシドミードが講演をするというので参加しました。過去の仕事のスライドと共に思い出を語っていたのですがブレードランナー以外は良く分からず…。