SIGGRAPHの軽い紹介とか

出張中は局所的な感想ばっかり書いていたので、全体的な紹介をしたいと思います。雰囲気がちょっとでも伝わればいいかな、と。

まず、入り口です。巨大なカンファレンスホールで、この中に様々な発表や展示が待ち構えています。

入り口すぐにはポスターが大量に展示されています。ポスター1枚に収めた様々な発表が展示されています。時間により投稿者による発表もあるようですが私は見ていません。

朝ごはんはホテルで食べる事も出来るのですが、会場で買う事もできます。それはパンとコーヒーであったり、このようにフルーツの詰め合わせだったりサラダだったりします。

会場内の廊下です。右に見えるのはフードコートでここで昼ごはんを買ったりします。会場は非常に広く、何箇所かに分かれてごはんを買うところがあります。

昼ごはん。ピザはおいしかったのですが調子にのって注文したラザニアとサラダが多く、食べきれませんでした。

エキシビジョン。企業の展示コーナーです。ソフトウェアの最新バージョンのデモなどが発表されています。

emerging-technologyというコーナーは、新しいデバイスの展示をしています。何に使うのかはともかく、おおっと思わせてくれる展示が色々あって楽しいです。クライミング道具の展示はここでありました。

歪んだ絵を鏡の円筒にうつすと正しい絵が見えるという、アナモルフォーシスですね。ティーポットをテーマにした展示で気に入ったものの一つです。

SIGGRAPHでの一大イベントにエレクトロニックシアターというものがあります。これは投稿されたCG映像作品から選りすぐって大ホールで上映するというものです。写真はシアター前の余興です。裏表に赤と緑の反射材が付いたパネルを一人一人が持って、会場に設置されたカメラから、それぞれが何色のパネルを持っているのかを認識するというものです。2チームに分かれてバーを上に動かしたい人は緑、下は赤にパネルを向けて、集団の意思決定でピンポンゲームをするというゲームをやりましたが、これはかなり盛り上がりました。この赤緑のパネル、てっきり作品の投票にでも使うのかと思いましたが、本当に余興としてだけで終わりました。この後に流された映像そのものもとても楽しかったです。

あとは写真にはないのですが、私にとっての一番のメインである諸々の研究発表があります。ずらっと並んだ椅子に聴講者が座って話を聞き、気に入らなければ席を立って別の部屋の別の発表を聞きに行ったりします。ひたすら英語です。
他にはアニメーションシアターという、エレクトロニックシアターには流れないものの、十分レベルの高い映像作品が一日中ループで流されている部屋があって、講義が分からなくて逃げ出した時受ける講義が無い時などは良くここで時間を潰していたりしました。雨に唄えばの有名な1シーンでいきなりジーン・ケリーブレイクダンスを踊り始めるというフォルクスワーゲンのCMがお気に入りです。
http://adinnovator.typepad.com/ad_innovator/2005/01/vw_golfcm.html
ここからリンクで辿れますね。

などなど、SIGGRAPHの雰囲気は伝わったでしょうか。写真に載っていない研究発表の部類が一番ヘビーでプログラマ的には美味しい部分ではありますが、それ以外の様々な展示も楽しめるものでした。英語を使う数少ないチャンスでもあるので、出来れば来年も行きたいものです。