メキシコ旅行(4) 12/29(土) ソカロ_インスルヘンテス_ソチミルコ

ソチミルコに行こうとしたらタクシーの運ちゃんに活気があふれる昼から行った方が良い、とのアドバイスを受ける。せっかくなのでアドバイスには素直に従い、午前中は以前閉館時間になっていたソカロの国立宮殿に向かう。地下鉄が約20円で乗り放題というのは現地の物価感覚としても安いと思う。数分に一本は電車が来るので待つこともほとんどない。
国立宮殿ではパスポートの提示が要求される、と地球の歩き方に書いてあったので持って行ったら本当に要求された。ガイドブックはちゃんと読んでおくものだな。
警備兵の写真を撮らせてもらおうと思ったら断られた。
宮殿内の様子。




ソカロ広場中央にスケートリンクができているという話をガイドの兄さんに聞いていたのを思い出し、見学する。実は初日にも会場は見えていたのだが何をしているところか分からないまま通り過ぎていたのである。良く見るとスケートリンクだけではなく、子供向けのタイヤに乗って雪の斜面を滑り降りる遊びや、雪だるまを作る場所等があった。メキシコの人には雪は珍しいのだろうな、みなとても楽しそうに遊んでいた。特に雪だるまを作る子供たちの顔が幸せにあふれていて見ているこちらも嬉しくなった。




そうこうしているうちに尿意を催し、国立宮殿にトイレがあったな、というのを思い出してもう一度国立宮殿に入る。公衆便所といったものがなかなかないので行ける場所を覚えておく必要がある。と、国立宮殿内に、さっきはいなかった気がするネコを発見。たくさん写真を撮らせてもらった。うむ、良い。



ソカロを堪能した後はインスルヘンテス広場で土産物を買う。銀細工は良いものだが女性向けのプレゼントであり、立派な男性向けのプレゼントが、なかなか見つからなかった。適当にお土産を見つくろったが、数は少ない。ブエナビスタ民芸品市場というところにいくと高くて質の良いものが置いてあるらしいが、結局寄る時間を作ることはできなかった。インスルヘンテスで昼ごはんを食べた。鶏の腿肉をグリルしたものをタコスに挟んで食べるというもの。これがまた、バリバリ旨かった。ノパリートスというウチワサボテンを刻んでピクルス風にした付け合せを初めて食べたがかなりいけた。これは日本でもいける味だと思う。あれで30ペソは幸せだなあ。とにかくメキシコの屋台は2回食べたが2回とも大当たりである。日本の妙な焼きそば500円とかは見習ってほしいところである。
ここのタコスがマジ旨かった。

こんな感じに皿に盛られて出てくるのを

こんな感じに自分で生地に包んで食べる。超幸せ!

隣のお店。

さて、ソチミルコに行くかと思ったときには午後2時を過ぎており、予想以上に時間が少なくなっていた。仕方ないのでソチミルコへはタクシーで行く。電車と路面電車を乗り継いだら10ペソもしないところを250ペソもかかる。安全の為にホテルのタクシーを使ったのだが妙に観光客慣れしていて余り楽しさを感じなかった。帰りは適当に街を見て歩きたかったので、ソチミルコに付いた段階でタクシーを返した。約1時間で250ペソ(2,500円)、結構取られた感がある
ソチミルコは水路に派手派手な船を浮かべて観光客が乗って楽しむところ。とにかく船が派手。

見下ろす子供たち

野良犬がいっぱいいた


ソチミルコの光景

帰りの道が地球の歩き方の地図に載っていないので分からない。ソチミルコを紹介しているのに地図の南端がソチミルコ近辺で途切れているのだ。しかも行きはタクシーだったので道が全然分からない。地元の人に何度も道を聞きながらなんとか路面電車までたどり着く。向こうの人は親切だがわりといいかげんで、道を聞いても分からない、と答える代りに何か適当に答えてくる。方角は間違っていなくても距離感覚は信じない方が良いな、ということを実感した。10分、と言われて20分以上かかったり、2ブロック、と言われてもっとあったり、どう考えても人気のない危険そうな路地を通りそうな道を紹介されたりする。ありがたいことにメキシコにはほぼ常に太陽が出ているのでそれを参考に北西の方角に向かっていったらなんとかたどり着いた。



後は路面電車とメトロを乗り継ぎホテルに戻る。タクシーよりは30分くらい多めにかかる感じかな。とまあ、うろうろしていたら結局ブエナビスタ民芸品市場に寄る時間が無かった。スーツケースが軽い軽い。
と、晩飯に食べおさめとばかりファミレスでメキシコ料理を食べていたらツアーで同じく一人旅のOさんと出会う。夜は20時くらいには部屋に戻って寝ている、と言ったら夜のメキシコシティは危なくない、と言われたのでせっかくなので一緒に見に行く。インスルヘンテス駅周辺を散歩。夜だし誰もいないかと思っていたら車もたくさん、人もたくさんいて、昼間以上に活気に溢れている気がした。確かに繁華街である。ただし本当に普通の繁華街で、観光客向けではないし、メキシコシティも十分都会化されていてメキシコ風のお店も無いし、見るべきものは特にない気もする。まあ一度は行ったよ、という話題づくりにはいいかなと思った。
メキシコではドーモくんが流行っているらしい。私も好きである(グッズとかは持ってないけど)。