パイレーツオブカリビアンにみる2つの視点

パイレーツオブカリビアン」、「パイレーツオブカリビアン デッドマンズチェスト」を観ました。
子供にも分かりやすいアクション、大人でも一回見ただけでは掴みにくい物語、でも雰囲気は物語を完全に理解できなくても伝わる、ていうのは、大人も子供も楽しめる作品として結構上手いつくりなのかな、と思いました。もちろんどっちつかずで終わるという危険性もはらんでいますけれどね。マトリックスもそんな感じですよね。
これをもうちょっと抽象化すると、エンターテイメント作品とは、作品のさまざまな粒度において、生理的な感動と文脈的な感動の2つをいかに同時に満たすことができるかという問題に帰着するのかとも思います。
ゲーム作りにおいてこのルールが適用できるところを考えてみると、ぱっと考えただけで次のようなものが思い浮かびました。

  • 格好いいUIと使いやすいUI
  • 派手なエフェクトとエフェクトによる見辛さや操作不能時間の長さ
  • 気持ちのいいアクションと全体を見通して考える楽しさ
  • ゲームっぽさ*1とストーリー

この視点は単なるものさし的ツールに過ぎないので、各要素において上記2つの感動条件を満たすためにどうすればいいのかを答えてくれるものではありません。ただ、この条件を満たせれば、そのゲームにおいてなにかが良くなるという気はしないでしょうか?
上手くまとまっていませんが、この辺で。

*1:良く定義を突っ込まれる単語です