ツールを引き継ぐの巻

少し前の話ですが、ライブラリ1つ、ツール2つの開発と管理をしていました。ツールの一つは安定期に近づいたものの、アップデートが頻繁に必要で、時間は食うわりに達成感の少ない状態でした。良く出来たエンジニアなら、こういった退屈な作業を、例えば自動化システムの構築などの挑戦的な問題に変換することで、退屈を紛らわしつつより生産的な仕事環境の構築に当てるものです。
(例)今後半年にかけて3時間×50回の作業が見込まれるときに、それらを自動化する仕組みの構築に50時間かける価値は充分にある。

しかし、担当しているライブラリの開発状況が遅れて来ており、そんな理想論も言ってられない状態だったので、ツールの開発、保守を後輩に引き継いでもらうことになりました。願わくば後輩が引き継いだ仕事のルーチンワーク化している部分を認識発見し、更なる効率化に繋げていって欲しいですし、そのための助言ももちろん惜しまないつもりです。

という文章を2ヶ月ほど前に書いて無意味に温めておいたのですが、引継ぎの直後から、アップデートの頻度ががくっと下がってしまい、別に引き継がなくても良かったんじゃね?的な状態です(´・ω・`)。まあ、引き継いだ直後にアップデートの必要が頻繁にあると、学習する時間が取れなくてトラブルの元になりますし、そもそも私としては、自分の手を離れていいものはどんどん手放して行きたいタチな人間なもんで、後悔はしていませんけど。