ロストプラネット

カプコンが360で出した、VSというロボットに乗って雪山で戦うＳＦアクションゲームです。先日、難易度ノーマルで終わらせましたのでその感想を。

敵に攻撃を食らうときのストレスがとても大きい。

敵から爆弾系の攻撃を食らうとしばらく動けなくなる上に(VSから降りているとそれは特に顕著に動けなくなります)、画面を覆い尽くす煙によって周りの状況が見えなくなります。その状態でさらに攻撃されることもあってリアルといえばリアルなんですが、遊んでいてちょっと腹が立ちました。

VSの操作に徐々に慣れてくるとかなり楽しい。

パッドに割り当てられた機能を使いこなすことで、シンプルな操作系のゲームでは味わえない「俺はこのメカを操っているんだぜ」という感覚が得られます。逆に、適当に遊びたい人には、操作感覚が重くてストレスフルかも知れないですね。
私は相当楽しめたとはいえ、ラスボス戦のVSの操作には指がつりそうになりました。右手中指でRボタンを押し込みながら親指でバルカンを打って敵を牽制し、人差し指で機体を上下しつつ左手の親指と人差し指で左右の移動用スティックをいじるなんて操作、想像できますか*1？これはちょっとやりすぎ感は感じました。それでも不思議なことに慣れてくると徐々に思い通りに動かせるようになるのだから不思議です。

敵のパターンを覚えるのが楽しい

ボス戦は基本的に一回では勝てなくて、何回か殺されながら攻撃パターンを覚えていきます。ただ、ボスの攻撃には大体特徴があって、その前フリモーションに気づいたらすぐに何らかの反応をすることで、一見理不尽に見える攻撃もしっかりとかわすことができるように作られています。
まあ、どうしても対処法が分からなくて力技で進むところも結構有りましたが、何度も死につつ徐々に攻略法を頭で覚えて体で実践して、最後に倒せるようになった時の達成感はとても大きいですね。カプコンさんには、今でもこんなコアなゲームを作ってくれてとても嬉しいです。

雑魚戦は結構適当かも

ステージによっては配置が上手く練られているので常に言えるわけではないのですが、敵兵のアルゴリズムがそれほど賢くないので、遠くからちまちま敵兵を狙って戦力を削っていると安全に先に進めてしまいます。ただし、ハードモードを少し触ったところ、主人公の持ちエネルギーの減る速度がかなり早かったので、こういったちまちま作戦が通用しない可能性があります。なのでひょっとしたら全然違うゲームになっているかも知れませんけれど。
なんにしても、エネルギーが自動で減るというシステムは、せこいプレイを強制的に止める効果があるのでシステム的には上手いというべきか、自由な行動をさせてくれない分ストレスが溜まるというべきか、評価が分かれるところです。

総じて、ユーザに学習を強いるタイプの古来のゲームデザインになっています。難しいゲームをみたら、がんばって攻略してやるぜ、という気概のあるゲーマーは、是非遊んでみるのもいいのではないでしょうか？

ちなみに今は「Gears of War」を遊んでいます。これも凄く面白いです。

*1:私の操作方法が間違っている可能性もありますが