七回死んだ男すげえ

七回死んだ男 (講談社文庫)

ということは…これから寝なおして昼頃本館のダイニングへ行ってしまったら祖父と鉢合わせしてその結果酒盛りに付き合わされるはめになる。

どうするか。選択はふたつある。夕方までここでじっとして…を待つ。それが嫌なら…しかない。

面白すぎました。ミステリ系アドベンチャーゲームを一度でも遊んだことのある人なら絶対楽しめる!と断言したいです。
同じ日を9回繰り返すという設定の中で、予期せず起きてしまった殺人事件を食い止めるべく奮闘する高校生の物語です。
作品のいたるところに「?」という点が出てきて、それが最後の最後にががっと判明するのですが、完全にやられましたよ。作品中の一番肝のトリックと主人公の個人的物語が上手くかみあっているのもGJです。
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