シンプルで熱くて楽しいもの

映画「スクール・オブ・ロック」を観ました*1。ロックオタの冴えない男デューイが名門小学校に偽教師で入って生徒にロックの魂を植え付けるというお話です。お話のストーリーは、『生徒たちの心をつかむ→教室が一体となってある目標に向かって頑張る→直前に大きな障害→クライマックス』と、とてもありがちなのですが、それはこの映画を楽しむ妨げにはなりません。
デューイが生徒に植え付けたロック魂という名の種子がしっかりと育ち立派な果実となり、デューイが失意にある時に生徒たちが彼自身を励ますシーンが何度かあるのですが、この部分はああベタだなあと思いながらも心は熱くなりました。
デューイのリーダーシップの素晴らしさも見所かもしれません。リーダーとは全ての能力を持っている人のことではなく、適切なときに適切な能力を持った人に助けてもらいながら目的を達成する人のことなんですよね。
間違いなくベタですが、それを許容できる人なら素直に楽しめることでしょう。

*1:はてなキーワードによるこの映画の説明は本質をなんら(悪意を感じるくらい)説明していないので注意