神のようなシステムは存在しない

内側から見た富士通成果主義」の崩壊 内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)
という本を読みました。成果主義の崩壊というよりかは成果主義を導入した際に管理部門がそれを上手く行えず結局形ばかりのものになってしまい、成果主義の悪いところだけが出てきてしまったという話です。でした。富士通人事部のどろどろ具合なんかはかなり生々しく描かれています。
共感したのは目標管理シートについてのくだりです。あれは僕も役に立たないだろうなあと思ってます。部署間における仕事の重要度の管理なんてどうやって比較するねん、と。まずその前に社員の書いたシートを全部読むことなんて不可能です。こういうのは規模の小さく風通しの良い組織でしか通用しないのではないでしょうか。
amazonの感想の一つからの引用になりますが、

無能なトップ、暗躍する人事部、社内に渦巻く不満と嫉妬」が余すところなく書かれているので、他人事として読むにはストレス解消に役立つ本

でした。