「仕事」と「家庭」と「広告」と

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080212/147055/

小田嶋 有象無象すべてがプロパガンダに近づいている一方で、むしろ広告自体の方が広告でなくなっている。広告自身が、広告的な表現をちょっと恥じて、広告ではない振りをするみたいな。岡のやっていることなんかそうでしょう。
小田嶋 で、広告の方の人たちが15秒の中で「作品」を作る、みたいなことをしているよね。だからちょっと逆転しているよ。広告みたいな、狭くて短い時間に「作品」が出てきているかと思うと、その広告を挟む30分の本編では露骨なプロパガンダが行われている、という感じ。
小田嶋 だってもう、テレビを見ていると、番宣ばっかりだしね。出てくるゲストは全部、自分の番組の告知をするし。

広告とテレビ番組における宣伝的役割の変化についてですが。CMが「作品」化しているてのは分かってましたが、その逆に番組本編がCM化しているという指摘には膝を叩きました。そういえばそうだよなあ。
だからこそ人類はタモリクラブの様に消費社会とは無関係な番組に惹かれるのかも知れない。