問題が発生した時にMindMapで考える

何か問題が発生したときに、例えば次のようなノードを作成します。

  • 問題
  • 目標
  • 前提
  • 対策案
  • まとめ

「問題」ノードには漠然と現在何に困っているかを書きます。次は問題の状況にも寄るのですが、最初は思いついた各対策案について「対策案」ノードを細部まで展開し、評価します。
例えばアイデアAを実行するのかどうか悩んだら、「Aをする時」というノードと「Aをしない時」というノードを作ります。各ノードについて、利点や欠点、開発コスト、なんでもいいから思いつくことを書き込んでいきます。こうすることによってそれぞれの選択肢に付随する状況が一目瞭然になります。
そしてマインドマップを書きながら、時々全体図を眺めます。すると当初気づいていなかった問題に対する構造的な把握が出来るようになり、更に一歩進んだ判断が下せることもあります。
基本的に展開するのは対策案のノードですが、ひょっとすると「問題」ノードに新しく追加する物事もあるでしょうし、「目標」のピントがずれていることに気づく事があるかも知れません。「前提」に本来置くべきでない前提を置いている可能性に気づく事もあります。高速道路を立てるのが目標ではなく、渋滞を緩和することが目標ならば、取る手段は全然変わってきますよね。例えばそんな感じです。
最後に自分がベストだと思う選択肢について「まとめ」ノードにまとめます。仕事はこの「まとめ」を見ればやることがわかるように。
後はひたすら実行あるのみ。
MindMapは自分ひとりででもある程度自分の仕事に対する気づきを得られる、という重大な効用を得られる事が分かってきたので、もはや私には欠かせないツールになってます。
副次的な効能としては、上司に自分に発生した問題とそれに対する対策を説明するときにMindMapを印刷して説明することで非常に話が早くなったりもします。