北京バイオリン

「北京バイオリン」という映画を観ました。
http://www.cqn.co.jp/violin/
天才的なバイオリンの腕を持った田舎町の少年が、北京に出て指導を受け、国際的な活躍の場に出るか、父との絆を大切にするか、というお話です。
某H氏に「これはつまらんぞ」と脅されていたのですが、全然そんなことはなく、とても心温まる映画でした。少年は、父親リウと、とある女性のリリ、チアン先生の3人にとても良くしてもらいます。個人的には猫を飼っている点でチアン先生が好きなんですけれど、他の2人も負けず劣らず、不器用ながらも根は優しい心の持ち主でした。僕はこういう人達が大好きです。
幸せとは何なのか、という事について考えさせられる作品でした。欲しい物を沢山手に入れれば幸せなのか、競争に勝って成功すれば幸せなのか、答えは人それぞれでしょうけれど、もっと身近で大切な物で幸せになれる事もあるんじゃないのかな、という事を、この映画はそっと伝えてくれているような気がします。